ゴールデンウィーク中とはいえ、平日の月曜日である。太宰府付近の道路は混雑していた。まず大野城に向う。県民の森に駐車して、少し歩こうと思っていたが、閉鎖されていた。現地に行けば分かるつもりできたが、予定が狂った。道路も狭く駐車は無理で、農作業をしている人に聞いてみて、百間石垣だけはなんとか見ることが出来た。
次に福岡城に向かう。五十二万石の大名にふさわしい大規模なお城である。本丸、二の丸と見てきて、スポーツ競技場が並ぶ三の丸に、広い芝生とどこか中国風の建物を見つけた。鴻臚館という迎賓施設で飛鳥、奈良時代に造営されたようだ。朝鮮、中国との繋がりの深さを示すものだろう。
福岡を後にして、唐津城に向かう。
城内には、斎藤茂吉の歌碑や金毘羅神社があり、街を歩くと地元出身の辰野金吾監修の旧唐津銀行の建物が保存されており、見学することが出来た。
全てを見終わったのは日も暮れかかっており、近くに適当な道の駅、SAもないので、この日は市内に宿を取った。